【登壇報告】宮城県社会福祉法人経営青年会様にて「福祉×AIの現在地と未来」講演を行いました

作成者: エスポイント合同会社｜2025年12月26日

2025年12月26日（金）、宮城県社会福祉法人経営青年会様主催の令和7年度研修会にて、弊社代表の澤田が講師を務めました。「福祉×AIの現在地と未来 ― 現場はどう変わるのか」と題し、福祉現場における生成AIの実践的な活用法について、実演デモを交えてお話ししましたのでお知らせします。

宮城県社会福祉法人経営青年会令和7年度研修会

本研修では、AI機能の解説にとどまらず、「現場と経営がどう楽になるか」というビジョンを共有することを目的に、以下のプログラムを実施しました。

主なプログラム：

福祉現場に必要なのは「生成AI」
- 検索（探す）から生成（作る）へのシフト
- 現場と管理職それぞれの「痛み」をどう解決するか
音声入力による記録と情報の整理
- キーボード入力から「話す」入力へ
- 記録時間を1/5に短縮し、精神的負担を軽減する
事故報告書の作成支援
- 焦っている時こそAIを活用
- 箇条書きの事実メモから、客観的で構造化された報告書を一瞬で作成
NotebookLMによる「聞くマニュアル」
- 資料を読み込ませて音声ガイド（ラジオ）化
- 「読む時間がない」現場のための、通勤中・作業中の「ながら学習」提案
AI導入のリスク管理
- 「個人情報は入れない」「最終確認は人間の責任」の徹底
- 禁止するのではなく、安全なガードレール（ガイドライン）を作る重要性

講演では、実際にリアルタイムでの「音声記録」や「アイデア出し」のデモを行いました。「キーボードを打つ時間が、利用者と向き合う時間や職員の余白に変わる」という具体的なイメージを共有し、明日から職員に「これ知ってる？」と言えるネタを持ち帰っていただきました。

エスポイント合同会社では、福祉事業所様向けの生成AI研修やDX支援を行っております。「現場のリアルな苦労」を知る立場から、明日から使える実践的な活用法をお伝えします。